ヨーガ瞑想

まずは精神集中から

最初に丹田(臍下丹田、スワディスターナチャクラ)に意識を集中させる。

丹田に集中すると、のぼせた気が下がり、心身の上下のバランスがとれて、しっかりと安定し気力が充実して集中がよくできるようになる。丹田を充実させることにより、いわゆる肚(はら)が座る状態となり、落ち着きのなさ、不安感、焦燥感などが解消されていく。

次に眉間(アジナチャクラ)に意識を集中させる。

眉間に意識を集めて数分から十数分たつと、意識は次第に一点に集められ、単純化してくる。この時脳下部にある無意識のエネルギーが浮き上がり、無意識の内容である感情、欲望、印象等が、弱まった意識野の中へ躍り出て活動を始める。眉間に意識を集めていたはずなのに、いつの間にか、過去のある印象、感情の虜となって、その中で怒ったり、悲しんだり、考えたりしている。その内、はっとそれに気づく。気づいたら意識を初めの集中対象に向け、集中をやり直す。このような状態が、精神集中を始めたころにしばらく続く。

しかしこのような集中、散乱、集中を繰り返しているうちに、心の無意識の内に貯まっている種々の記憶やトラウマが、浄化されて行く。そして過去のカルマによる無意識下の記憶による(悪)影響を受けにくくなる自分が作られていく。

瞑想

瞑想の状態は、精神集中で破られた個的存在性の殻が、さらにより高い次元の力の、個人への流入、流出を通じて、ますます破られてゆく過程、人間の内にあるより高い次元の存在性が、聖なるより高い存在と、より深く、より完全に、合一、一致してゆく過程である。

自分をなくす。自我の消滅。自我の死。

経絡体操法

ヨーガのアーサナ(姿勢)から気血の流れを効果的に促すものを選び出し、ヨーガのチャクラ、ナディの作用や機能、さらに東洋の伝統医学である経絡医学の立場に基づいて、人体にあるすべての関節を動かし、効率よく組織経絡に刺激を与え、心身を媒介する気のエネルギー(プラーナ)を充実して生命力を高める体操法。
気の循環を促進し、脊柱を矯正する運動やアーサナから成り立っている。

八支則(はっしそく)

ヨーガの経典「ヨーガスートラ」に記されている、ヨーガの基本・指針となっている教え。

道徳的訓練
心の浄化、調和、安定を得る
① ヤーマ(悪いことをしない)
  非暴力、正直、不盗、禁欲、不貪
② ニヤーマ(善いことをする)
 清浄、知足、苦行、読誦、自在神への祈念

身体的訓練
気と血液の循環、神経機能、筋肉の動きを整える
③ アーサナ(姿勢)
④ プラーナヤーマ(呼吸法)

精神的訓練
意識の内面化、コントロールを通じて自我の殻を破る
⑤プラティヤハーラ(制感)
⑥ ダラーナ(精神集中)

霊的訓練
意識を超えた超意識、霊的存在との交渉
⑦ ディアーナ(瞑想)

悟りの境地
主格合一の達成
⑧ サマーディ(三昧)

行法

🔸 ナディ・ショーダン・プラーナヤーマ

🔸 バストリカ・プラーナヤーマ

🔹 ムーラ・バンドハ

🔹 ジャランドハラ・バンドハ

🔹 ウディヤーナ・バンドハ

🔸 小周天

🔸 スシュムナの浄化法

🔹 ナウリ

🔹 太陽凝視